総合学習支援

総合学習支援

小学4年生の教材として『 住みよい社会、小学生の社会 ( 日本文教出版 ) 』に『じまんできる先人をさがそう 』と題して14ページに亘り掲載されておりますが、芒々たる那須野ヶ原の荒野を今日の緑豊かな台地へと導いてこられた先達の苦労を学ぶための内容になっております。
当地の水を求めて奔走してきた歴史的背景の伝承は、大変重要な意味をもつと思われます。
那須野ヶ原の発展の根源を都市と農村が互いに共有し、先達の作り上げられてこられた貴重な資源を守り育てる努力は、地域発展に大きく貢献できるものと考えられます。
このため土地改良施設を古くから開放するとともに、副読本『 水と農業 』を独自に作成し、小学生の総合学習に対して強力な支援体制をとっております。

那須疏水の新・旧取入口はもとより、最近は国営事業では調査・設計が我が国初といわれる那須野ヶ原発電所(小水力発電)や、水管理センターの見学希望者も年々増加し、当連合の職員は現地案内や説明に忙しい日々を送っている状態です。
受入人数は毎年 約6,500人 に及びます。また、見学者向けの 『 なすのがはら総合開発マップ(和・英) 』 や 『 ポケットティッシュ 』を作成し、土地改良区の役割等についてPRするとともに、栃木県並びに関係市町村の協力を得て那須疏水旧取入口周辺の親水整備や市街地内に疏水パークの親水整備を行っています。

那須野ヶ原用水ウォーターパークの建設

那須野ヶ原用水ウォーターパークは、平成22年4月にオープンした展示遊歩道です。豊かな自然を満喫しながら、自然エネルギーの力を野外体験できます。 水路などの農業施設は本来の利用目的に留まらず、自然エネルギー利用の貴重な資源でもあります。水土里ネット那須野ヶ原では、土地改良施設を小学生等の総合学習の場としての支援活動を行って参りましたが、地域のモデル事業として、農業用水路に小水力発電設備等を設置して,これらを活用した自然エネルギー教育を推進し,多くの方に「未利用エネルギーの活用」を身近なものとして具体的なイメージを掴んでいただくことにより,再生可能エネルギーの利用拡大と環境意識の向上に寄与することを目的とし、地元企業や那須塩原市など関係者の協力を得て建設しました。 この施設では、風力・太陽光・多様な水力発電のほか、発電を利用した街路灯、PHVやEVのための充電装置(実証試験用)、那須野ヶ原の水の成り立ちを表現した展示施設などが設置されています。また、遊歩道には施設の案内板やクイズ、付近に叢生する植物などの説明板も設置されていて、1.3㎞の遊歩道を歩くことにより様々な体験学習をすることができます。

ボランティア活動

那須塩原市千本松~接骨木において那須塩原市西小学校の生徒による疏水のゴミ拾いが行われました。
総合的な学習でのボランティア活動の一環として、「毎年、施設見学の受け入れ、田んぼの学校、出前授業等でお世話になっている水土里ネットに恩返しがしたい。」との申し出により、那須疏水探訪の小径から那須野ヶ原総合開発水管理センターまでの約2キロメートルを歩いてゴミ拾いを行います。
その後、水管理センターでは那須野ヶ原総合開発についての映画を観て説明を受け、水管理センター操作室の役割についても説明を受けました。
実際に、代表者によるゲート操作の体験も行いましたが、生徒は緊張した面持ちで操作ボタンを押しており、普段は入れない施設での貴重な体験となったようです。
今回のボランティア活動を通して、疏水に対する考えに変化が見られた気がします。
参加した生徒達が大人になったら、自身の子供達に今の思いを伝えてくれることを願う水土里ネット那須野ヶ原です。本当にお疲れ様でした。

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